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2020-09-06 04:23:00
9月1日〜30日(営業日18時迄/30日は15時迄)
主催:淡彩画の会
コロナ禍の渦のなかにあって、モチーフを探しに外出するのが困難な時期であるのだろう。今回は作品の多くが花や果実を題材としていた。しかし、制約はそれぞれの個性を育て、それを際立たせる。たとえば、同じあじさいをモチーフにしていても、光の当て方も色調も違う。淡彩画というジャンルの幅の広さ、深さを示して見せる。個人の自由と権利を愛し尊重する指導者・徳丸達也氏の「もっと自由に、もっと愛を」というメッセージが聴こえてくるような展観。土筆の会に集うひとりひとりも自由や愛を模索する。ツクシは小さくてもそれぞれに根は深いし、生薬にもなるのだ。だれも踏みつけられたことのない人なんかいない。踏みつけられた土を破って、芽を出せ。そこから見える空は、ひと次第で広くも青くもできる。生薬にしようとする試みを芸術というのかもしれない。コロナ禍の土を突き破れ!
晩柑 徳丸達也 作
里の春(南阿蘇外輪) 加来邦博 作
紫陽花 田嶋京子 作
紫陽花 上野洋子 作
立秋 小川逸子 作
初実り檸檬 山川典雄 作
巨峰とさくらんぼ 榊和男 作