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今月の展示
淡彩画 土筆の会 作品展
平成13年5月15日に双子の弟として、この世に誕生した雅治。2歳のころより睡眠障害が始まり…
深夜2時…3時…なかなか眠らない日々。自閉症と診断される…出口の見えない迷路に迷い込んでしま
い母親として、「なぜ、…健康に産んであげられなかったのか!!」と懺悔する日々。
そんな中、藁をもすがる思いで、門を叩いたさまざまな病院、療育機関!そこでは、今までに出会っ
たことのない頼りになる素晴らしいお医者様!支援員の先生方!とのご縁を頂きました。妥協のない
毅然とした先生方や先輩ママ、同級生ママとの交流の中から、私たち親子も少しずつ、少しずつ立ち
上がり、顔を上げて胸を張って歩けるようになりました!!障がいがあったとしても、その人らしく
生きていけば♡こんなに素晴らしいことはありません☆☆☆
さて、私共の次男、雅治はと申しますと!年長の12月から絵を描くことに楽しみを見いだしまして♡
今日までずっと絵を描いてまいりました。今年は、高校3年です、学生時代最後の記念に「みなみのか
ぜ」様のご厚意でひと月も展示させていただきます。生物、果物、野菜、乗り物、花、…をご覧いただ
けますなら光栄に存じます。
なお、10月に開催されます県立美術館展にも初出展致します。あわせてご案内致します。
夏休みのあいだに、創ってみたい絵てがみです!
7月前半は三浦房江写真展「ある光景の中で」展
上掲の写真は、熊本市の小峰墓地にある
原爆被爆者の慰霊像です。
8月を前に、多くの人にいってもらいたいところです。
月替わりの展示会は、多くのみなさまにご利用いただいております。
今月の展示について少しですがご紹介します
4月の展示
12月の展示
前半 大塚雄子写真作品展 15日午後3時まで
作品に添えられた詩は、今月の詩に掲載予定です。合わせてご覧下さい。
10月の展示
徳冨蘆花生誕150年記念展
10:30〜17:00(土日祝休み)最終日15時まで
徳冨蘆花は明治元年、熊本に生まれ育ち、昭和の初めに没するまで活躍した文豪です。蘆花は決して器用な作家ではありませんでした。同じように器用に生きていく人生でもありませんでした。しかし、おかしなことには、おかしいと発言しました。
「大逆事件」の行方に異を唱える講演「謀叛論」を行い、思い立てば手紙を書き遠くトルストイに会いに行き、泊まり込んで話しあうような行動の人でもありました。
厨子に住みその風光を愛しました。湘南族の始まりのようにも思えます。原宿に住み、小説を書き、出版社を興しました。その後、武蔵野・粕谷に住み文章を書きました。世田谷文学館の展示では世田谷文学の始まりに位置付けられておりました。こう見れば、今日につながるものをいつも抱えていたように思われます。
「生産性のない人」ということが、先月問題になりましたが、「不如帰」は生産性のないという認識を生む「病」が世間のなかで、家族にもたらす悲劇を描いたのではなかったかと思うのです。浪子の病気、そして子どもがいない。一方、海軍少尉の夫・武男はまさに富国強兵を体現する人でした。蘆花の提起した問題は今日も決して古びてはいないと思います。
蘆花の愛した水前寺成趣園と江津湖を結ぶ出水の地で蘆花生誕150年展が開催できることをうれしく思います。また、新しい蘆花の読み方が生まれるなにかのきっかけになることを願うものです。
(主催・熊本蘆花の会)